2014年10月10日刊行
新版 青少年保護法【補訂版】 新版 青少年保護法【補訂版】
安部哲夫 著

青少年問題を法的側面から集約的に検討
 刑事法,家族法,行政法,社会法,教育法など複数の法領域にまたがり断片的に論じられる青少年の保護に関する法を総合的に検討。伝統的な法理念と近年の青少年保護法制との調和,青少年保護法制の持つ理念自体の適切性を論じ,より身近な問題として「青少年問題」を捉え,その原因と対策を考える。
 改訂に伴い,データを最新のものに改めるとともに,各種法改正(主に親権制限制度に関する民法一部改正〔2012年施行〕,児童買春児童ポルノ禁止法改正)に記述を対応させる。 →詳細ページへ

2014年9月30日刊行
フラット化社会における自由と安全 フラット化社会における自由と安全
大沢秀介 編

 治安関連の実務家と,公法学者で構成される「市民生活の自由と安全」研究会による論文集。
 最近の「自由と安全」をめぐる課題は,これまでのテロ対策法制・理論の検討という問題を超えて,グローバルな人の移動や情報の流れをどう認識し,構築するか,またわが国における東日本大震災そしてそれに続く原発事故に示される巨大災害に対しても迅速かつ大規模な対処をいかに確保するかという点に移りつつある。それは,あたかも人や情報が国境を意識せずに動くような空間の創出とそのような空間での巨大災害の性質の変化をどう捉えるかを問いかけている。本書では,研究会メンバーそれぞれの得意分野での最近の動きを踏まえて,そのような問いかけに対して答えようと努めている。 →詳細ページへ

2014年6月30日刊行
医と法の邂逅 第1集 医と法の邂逅 第1集
佐藤雄一郎・小西知世 編

 医学の発展は日進月歩であり,その実践である医療の役割もまた,質的に変貌し,人々の医療への要求の高まりとともに増加している。常に揺れ動く「医」と「法」が必然的に出会うこととなる社会生活において,「法」はいかなる理論をもって,異なる専門知識と技術を有する「医」と対峙することとなるのか。
 その対象や体系につき議論の途上にある医事法学に取り組む,「いほうの会」のメンバーによる研究論文集の第1弾。 →詳細ページへ


2014年6月30日刊行
性犯罪・被害 性犯罪・被害―性犯罪規定の見直しに向けて
女性犯罪研究会 編

 本書は,女性犯罪研究会が長年温めてきた「性犯罪・被害」のテーマにチャレンジし,刊行に漕ぎ着けたものである。
 各国がフェミニズムの運動に主に推進され,性被害の救済のための方策・法規定の改正を進めているのに対し,わが国では,まだまだ議論が深められていない。 性犯罪被害は顕在化しにくく,性差別以外の多くの社会問題を含んでいるため,一方的な価値観で論じることもできない。そこで,性被害の実態をできるだけ,種々な角度から明らかにし,各国の法制度に学びつつ,わが国の法制度・対策の問題性を明らかにすることを目標に,また,本書は法学者のみでなく,医学,心理学,社会学の各領域の研究者による論考を集め,性犯罪対策を進めるための議論の基礎資料を提供する。 →詳細ページへ


2014年2月28日刊行
アーカイブズ学要論 アーカイブズ学要論
上代庸平 編

 文書管理はあらゆる組織にとって継続的な統治・制度・経営の基礎となるものであり,日本の公文書管理法においても,公文書は「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として」と位置付けられている。
 単に保存し,秘匿するのではなく,公開・利用するためのアーカイブズ形成のために,実務に根差した理論を目指し,行政学・法学・歴史学それぞれの視点から,これまでの史料学・行政管理学の範囲にとどまらない新たな「アーカイブズ学」の構想を説き起こす。 →詳細ページへ




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