小山剛・新井誠 編 / イレズミと法−大阪タトゥー裁判から考える−細目次
総説−イレズミをめぐる法的諸問題新井 誠
はじめに
T イレズミをめぐる多様な制約
U イレズミをめぐる憲法問題
V タトゥー医師法事件裁判
おわりに
第1章 イレズミの文化と歴史
日本のイレズミの歴史と現在
 −「規制の時代」をふりかえる
山本芳美
はじめに
T イレズミ・タトゥーをめぐる用語・その方法
U 日本のイレズミ史−縄文時代から江戸時代まで
V 規制下での彫師とその客
W 日本みやげ,あるいは日本人によるみやげとしてのイレズミ
X 奄美・沖縄・アイヌ民族のイレズミと法的規制
Y せめぎあう伝統と現代
Z 結論
入れ墨をめぐる刑事規制の歴史宮川 基
T はじめに
U 違式詿違条例
V 旧刑法
W 警察犯処罰令
X 軽犯罪法
Y 青少年条例
Z 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律
[ 医師法違反
\ 結語
第2章 タトゥー施術規制の法問題
タトゥー施術規制をめぐる憲法問題曽我部真裕
T はじめに
U 適用審査とそのあり方
V 資格制に関する違憲審査のあり方
W 本件における適用審査
X LRA基準の適用について
Y 被告人の表現の自由との関係での合憲性
Z タトゥー施術依頼者との関係での合憲性
[ おわりに
医事法学的観点からみたタトゥー施術小谷昌子
T はじめに
U 医師法17条の理念とタトゥー施術
V タトゥー施術に対する事前的規制の可能性
W おわりに
職業と資格
 −彫師に医師免許を要求することの憲法適合性
小山 剛
T はじめに
U 職業としての彫師
V 実質的正当化審査の視角
W 資格の憲法適合性審査の具体例
X 入墨施術と医師免許
Y むすびにかえて
第3章 比較法の中のタトゥー施術規制
韓国−職業と資格閔 炳老
T はじめに
U 職業の自由規制と違憲審査基準
V 資格規制と違憲審査
W タトゥー立法の動き−彫師と医師免許
X むすびに
アメリカ−タトゥー施術の医療系資格要件とゾーニング規制の合憲性小谷順子
T はじめに
U 医療系資格保持者以外によるタトゥー施術の禁止の変遷
V ゾーニング条例によるタトゥー施術施設の規制
W おわりに
フランス−公衆保健法典の仕組みを中心に磯部 哲
はじめに
T フランスにおける医業規制の概要
U フランスにおけるタトゥー規制の概要
V 結びに代えて−自主規制の営みの重要性
ドイツ−職業の自由の憲法的保障の観点から栗島智明
T はじめに
U 資格制と職業選択の自由に関する連邦憲法裁判所の基本的立場
V 医業に関する資格制と職業の自由
W タトゥー / アートメイク施術と資格制
X まとめにかえて−現在の議論状況とわが国への示唆
補論−オーストリアにおけるタトゥー規制
弁護団寄稿
タトゥー彫り師医師法違反事件の弁護活動亀石倫子=川上博之
T 受任に至る経緯
U 公判前整理手続
V 1審・大阪地方裁判所
W 日本初のクラウドファンディング
X 控訴審・大阪高等裁判所
Y 上告審における活動
Z 上告棄却決定を受けて


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