女性差別撤廃条約の研究 | |||
山下泰子 著 | |||
A5判上製本 720頁 | |||
ISBN | 978-4-915750-39-7(4-915750-39-6) | ||
価格 | 本体13,592円+税〔品切れ〕 | ||
発刊 | 1996年7月 |
内容 本書は,女性のための国際的・国内的人権保障の中核とも言うべき,この女性差別撤廃条約を,体系的・包括的な観点から解明し,著者の考える「国際女性学」構想の基礎とすると共に,「研究と実践の統合」を図り,現在の女性の地位向上に寄与することを目指すものである。本書は,女性の人権の国際的保障の分野における先駆的な役割を持つ書である。 |
目次 |
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序 国際女性法学の視点 | ||
第T部 女性差別撤廃条約の理念と意義 | ||
第1章 男女平等の理念 | ||
第2章 女性差別撤廃条約の意義 | ||
第U部 女性差別撤廃条約の研究 | ||
第3章 女性差別撤廃条約の制定過程 | ||
第4章 締約国の差別撤廃義務 | ||
第5章 差別撤廃義務の適用 | ||
第6章 男女平等の国際的保障 | ||
第7章 女性差別撤廃条約における教育権の保障 | ||
第8章 女性差別撤廃条約における留保 | ||
第9章 女性差別撤廃条約の報告義務 | ||
第10章 女性差別撤廃条約の展開−個人通報制度の導入にむけて | ||
第V部 女性差別撤廃条約と日本 | ||
第11章 女性差別撤廃条約の国会承認審議(衆議院) | ||
第12章 日本政府第1次レポートの第7会期女性差別撤廃委員会における審議 | ||
第13章 日本政府第2次レポート・第3次レポートの第13会期女性差別撤廃委員会における審議 | ||
第14章 国連の女性差別撤廃への動きと日本 | ||
第W部 女性差別の撤廃と世界女性会議 | ||
第15章 女性差別の撤廃とナイロビ世界女性会議 | ||
第16章 女性差別の撤廃と北京世界女性会議 | ||
第X部 Studies on Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination against Women | ||
第Y部 女性差別撤廃条約関連資料 |
著者紹介(データは2010年現在) |
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山下 泰子 (やました やすこ) | ||
1939年東京都生まれ。 中央大学法学部法律学科卒・同大学院法学研究科博士課程単位修得(法学博士)。文京学院大学外国語学部教授・同大学院外国語学研究科教授。中央大学法科大学院元客員教授。日本学術会議連携会員。国際法学会名誉会員,国際人権法学会名誉会員,日本国際連合学会理事,ジェンダー法学会会員(元理事長),国際女性の地位協会会長,NPO 法人日本ネパール女性教育協会理事長。 |