子ども虐待の克服をめざして | |||||
―吉田恒雄先生古稀記念論文集 | |||||
鈴木博人・横田光平 編 | |||||
A5判上製本 396頁 | |||||
ISBN | 978-4-86031-172-8 | ||||
価格 | 本体9000円+税 | ||||
発刊 | 2022年3月 |
内容 児童虐待防止法制度の研究者であり多くの関連法制の公的審議会・委員会に参画した吉田恒雄駿河台大学名誉教授の古稀を祝し,児童福祉法研究会のメンバーを中心とした実務家・研究者により企画された論文集。同会の研究成果の一断面を世に示す。 |
正誤情報 |
目次 |
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献呈の辞 | ||||
第1部 法学 | ||||
児童福祉法下の家事事件手続と子どもの意見表明権 | 掛川亜季 | |||
養子制度における連れ子養子縁組の位置づけ | 鈴木博人 | |||
中国における児童虐待の法的対応とその課題 | 白瑞 | |||
虐待通告に対応する児童の安全確認の法制度の考察 | 古畑淳 | |||
医療ネグレクトと「子どもの代理人」 | 保条成宏 | |||
朝鮮高校の無償化と「不当な支配」 | 堀口悟郎 | |||
児童福祉法の基本構造と民法 | 横田光平 | |||
第2部 福祉 | ||||
対話とそだちあいの教育福祉 | 遠藤由美 | |||
アロペアレンティングの視点からみた子ども虐待防止における在宅支援 | 加藤洋子 | |||
子ども虐待対応における介入と支援の機能分化に関する試論 | 川松亮 | |||
韓国のベビーボックスに関する一考察 | 姜恩和 | |||
─相談機能と匿名性の共存が示す子ども家庭福祉の課題 | ||||
「学校福祉」の意義と現代的課題 | 栗原千春 | |||
─小川利夫の「『教育福祉』問題の関連構造」に着目して | ||||
戦後初期の児童福祉政策における児童文化の位置づけ | 駒崎道 | |||
─1948年厚生省児童局長通知「児童文化向上対策要綱」を中心に | ||||
児童福祉における子どもの意思尊重の系譜に関する一考察 | 田澤薫 | |||
─児童虐待防止の本質をさぐる史的な試み | ||||
「非行・問題行動」の背景に対応する「スクールソーシャルワーク実践」の考察 | 中西真 | |||
─学校の実践で展開される「ケース会議」に着目して | ||||
児童虐待防止に向けた女性福祉の視点 | 西岡弥生 | |||
─性産業に取り込まれ子ども虐待死の加害者となった母親の状況から | ||||
児童福祉政策における養育観 | 林浩康 | |||
─保護者・家庭の位置付けを中心に | ||||
子どもの貧困大綱と現場からの提案,国(内閣府)の施策の経緯 | 宮武正明 | |||
─貧困の連鎖・学習支援・子どもの居場所・給付型奨学金 | ||||
児童福祉法研究会の活動について | 吉田恒雄 | |||
─これまでの歩みと今後の展開に向けて | ||||
吉田恒雄先生 略歴・研究業績 |
著者紹介(掲載順。肩書きは発刊当時) |
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掛川亜季 | ||
弁護士(たちかわ市民法律事務所) | ||
鈴木博人 | ||
中央大学法学部教授 | ||
白瑞 | ||
中央大学法学研究科博士後期課程 | ||
古畑淳 | ||
桜花学園大学保育学部教授 | ||
保条成宏 | ||
中京大学法学部・大学院法学研究科教授 | ||
堀口悟郎 | ||
岡山大学法学部准教授 | ||
横田光平 | ||
同志社大学大学院司法研究科教授 | ||
遠藤由美 | ||
日本福祉大学教育・心理学部教授 | ||
加藤洋子 | ||
聖心女子大学現代教養学部准教授 | ||
川松亮 | ||
明星大学人文学部教授 | ||
姜恩和 | ||
目白大学人間学部准教授 | ||
栗原千春 | ||
東京学芸大学大学院博士課程 | ||
駒崎道 | ||
専修大学人間科学部准教授 | ||
田澤薫 | ||
聖学院大学人文学部教授 | ||
中西真 | ||
帝京科学大学医療科学部助教 | ||
西岡弥生 | ||
日本女子大学人間社会学部学術研究員 | ||
林浩康 | ||
日本女子大学人間社会学部教授 | ||
宮武正明 | ||
江戸川学園おおたかの森専門学校非常勤講師 | ||
吉田恒雄 | ||
駿河台大学名誉教授 |