変革期の基本権論 変革期の基本権論
―E. R. フーバー研究
莵原明
A5判上製本 374頁
ISBN978-4-915750-17-5(4-915750-17-5)
価格本体8738円+税
発刊1991年11月

内容
 ヴァイマル末期・ナチス期の憲法学者E.R.フーバーの基本権論,とりわけ,その制度的保障論を綿密に紹介・検討し,民主主義の危機の中で,変貌を強いられている現代の基本権のもつ位置・性格を明らかにする。

目次
序章 本書の課題
問題の設定/本書の構成
第1章 基本権解釈の方法
フーバーの先行者たち/フーバーの精神科学的方法
第2章 基本権の分類・体系化論(1)――自由権と一般的法原理
基本権の分類/自由論/一般的法原理
第3章 基本権の分類・体系化論(2)――制度的保障
制度保障/組織の保障/団体の保障
第4章 ヴァイマル憲法下でのフーバーの基本権論の意義
基本権の「意味変化」総括/基本権の再構成――その意味と機能/基本権の憲法的位置
終章 フーバーの基本権論総括とその展望

著者紹介(データは発刊当時)
莵原明 (うばら あきら)
1948年 広島県に生まれる
1971年 中央大学法学部卒業
1974年 早稲田大学大学院法学研究科修士過程修了
1977年 早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位取得
山梨学院大学法学部専任講師,助教授,大東文化大学法学部助教授を経て,
現在,大東文化大学法学部教授


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