松原孝明・堀川信一 編 / 民法入門T 民法総則−細目次
第1章 民法入門
第1節 民法とはどんな法律か
1 法律全体の中の民法の位置づけ
2 民法の構成とカバーする領域
第2節 民法を学ぶにあたり注意すべき点
1 必ず条文を読む
2 順を追って考える
第2章 人
【基本事項】
第1節 人の能力
1 権利能力
2 権利能力の終期
3 意思能力
4 行為能力
第2節 失踪宣告
1 失踪宣告とは
2 失踪宣告の要件
3 失踪宣告の効果
4 失踪宣告の取消し
第3節 同時死亡の推定
【発展問題】
テーマ1 「既に生まれたものとみなす」の意味
テーマ2 制限行為能力者による詐術に基づく取消権の否定
第3章 法人
【基本事項】
第1節 法人総論
1 法人とは
2 法人の本質論
3 法人の分類
第2節 法人の設立・管理
1 法人の設立
2 法人の機関
第3節 法人の能力
第4節 一般法人の不法行為責任
1 代表者の行為についての損害賠償責任
2 代表者個人の責任
第5節 権利能力なき社団・法人格否認の法理
1 権利能力なき社団
2 法人格否認の法理
【発展問題】
テーマ1 法人の政治献金と「目的の範囲内」の判断
テーマ2 権利能力なき社団の財産の帰属
1 財産(権利)の帰属
2 債務
3 訴訟行為
4 不動産
5 銀行預金
第4章 物
【基本事項】
第1節 物の概念
1 権利の客体としての「物」
2 物の定義
第2節 物の分類
1 動産と不動産
2 主物と従物
3 元物と果実
第5章 法律行為
【基本事項】
第1節 法律行為
1 法律行為とは
2 法律行為の分類
第2節 法律行為の有効性
1 法律行為の有効要件と成立要件
2 強行規定違反
3 取締規定違反
4 公序良俗
【発展問題】
テーマ1 法律行為の解釈
1 法律行為の解釈とは
2 狭義の解釈
3 法律行為の補充と修正
テーマ2 法律行為の解釈と慣習
1 解釈の基準としての慣習
2 92条と法適用法 条の関係
テーマ3 動機の不法
1 問題の所在
2 判断方法
第6章 意思表示
【基本事項】
第1節 意思表示とは何か
1 意思表示概念
2 意思表示規定の概観
第2節 意思の不存在
1 意思の不存在
2 心裡留保(93条)
3 虚偽表示(94条)
4 錯誤(95条)
第3節 瑕疵ある意思表示
1 瑕疵ある意思表示とは
2 詐欺
3 強迫
4 第三者保護規定
第4節 意思表示の効力発生時期
1 到達主義──原則
2 意思表示の到達を妨げたとき(97条2項)
3 表意者の死亡と行為能力制限等の影響(97条3項)
4 公示による意思表示(98条)
5 意思表示の受領能力(98条の2)
【発展問題】
テーマ1 94条2項における転得者の保護
1 問題の所在
2 2つの考え方
3 絶対的構成に対する批判
4 判例の立場
テーマ2 94条2項の類推適用
1 問題の所在
2 問題解決の方法
3 本問の場合
テーマ3 意思表示の解釈と錯誤
1 @について
2 Aについて
3 Bについて
第7章 代理
【基本事項】
第1節 代理制度の基本
1 代理制度とは
2 代理の種類
3 代理制度の当事者
4 代理権
5 代理行為
第2節 無権代理と表見代理
1 無権代理
2 表見代理
3 無権代理と表見代理の関係
【発展問題】
テーマ1 基本代理権をめぐる問題点
1 問題の所在
2 日常家事債務(761条)と基本代理権
3 法律行為以外の行為の代行権限
テーマ2 無権代理と相続
1 無権代理人が本人を相続した場合
2 本人が無権代理人を相続した場合
第8章 無効および取消し
【基本事項】
第1節 無効
1 無効とは
2 無効の原因
3 絶対的無効と相対的無効
4 一部無効
5 無効行為の追認
第2節 取消し
1 取消しとは
2 取消しの原因
3 取消権者
4 取消しの方法
5 取り消すことができる行為の追認
6 取消しの期間制限
【発展問題】
テーマ 無効と取消しの効果
1 はじめに
2 原状回復義務
3 原状回復義務の内容
第9章 条件,期限,期間
【基本事項】
第1節 条件
1 条件,期限とは
2 停止条件と解除条件
3 条件の成否未定状態におけるルール
4 特殊な条件
第2節 期限
1 期限とは
2 期限の利益
第3節 期間
1 期間とは
2 期間の計算方法
【発展問題】
テーマ1 期限の利益の喪失に関する特約
1 はじめに
2 当事者の保護の問題
テーマ2 期間を遡って計算する場合
1 はじめに
2 期間を遡って計算する場合
第10章 時効
【基本事項】
第1節 時効総論
1 時効とは
2 時効の存在意義
3 時効の援用
4 時効利益の放棄
5 時効完成の障害
第2節 取得時効
1 取得時効の意義
2 所有権の取得時効
3 所有権以外の権利の取得
4 取得時効の効果
第3節 消滅時効
1 消滅時効の意義
2 消滅時効の要件
【発展問題】
テーマ 自主占有から地主占有への転換
第11章 民法に共通する一般原則
【基本事項】
第1節 民法の基本原則
1 権利能力平等の原則
2 私的自治の原則
3 所有権の絶対の原則
4 過失責任主義
第2節 私権行使の基本原則
1 公共の福祉
2 信義誠実の原則
3 権利濫用の禁止
第12章 答案の書き方
第1節 はじめに
第2節 判決文の構造
第3節 答案の書き方
1 問題提起
2 規範定立
3 あてはめ
4 結論


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