基本権の展開基本権の展開
石村修 著
A5判上製本 214頁
ISBN978-4-86031-146-9
価格本体5000円+税
発刊2017年2月

内容
 憲法学における基本権論の諸相を改憲論との距離を念頭に置きながら,基本権の意義・体系,また,そこにおいて絶対的基本理念であると同時に多様な社会現象に対し客観原則となる「生きる権利」,さらに基本権と環境等の国家目標との関係について,論じ,纏める。

目次
T 基本権の意義と体系
1 憲法と基本権
2 基本権の特性
3 基本権の体系
4 (主観的)権利及び客観法としての憲法上の権利
5 基本権と私法上の公的主体
U 基本権と生命権
1 基本権の体系における生きる権利
2 憲法における胎児の生命権──第1次妊娠中絶論争
V 国家目標と基本権
1 国家目標としてのスポーツ
2 生きる権利と動物・環境
3 新しい人権
W 終章 基本権の展望──改憲論との対抗
1 憲法における生命権の位相
2 憲法の改正と基本権
3 基本権の実現と発展
4 基本権と国家
まとめ
補論 法科大学院において憲法判例を学ぶ意義
1 はじめに
2 憲法規範の特性
3 憲法裁判の特性
4 法科大学院時代の憲法判例
まとめ

あとがき
初出一覧・関連文献

著者紹介(データは発刊当時)
石村 修(いしむら おさむ)
1946年 栃木県佐野市に生まれる
1973年 中央大学大学院法学研究科修士課程修了
1978年 専修大学大学院研究科博士課程単位取得
1988年 法学博士(専修大学)
1976年 専修大学法学部助手
同講師,助教授,教授を経て
2004年 専修大学大学院法務研究科教授
2010年〜2016年 同大学院法務研究科院長


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