違憲の憲法理論と解釈 | |||
古野豊秋 著 | |||
A5判上製本 290頁 | |||
ISBN | 978-4-86031-127-8 | ||
価格 | 本体6500円+税 | ||
発刊 | 2016年7月 |
内容 「憲法」の理論や解釈に「限界」というものがないのか,もし「限界」があるとすれば,それは何なのか,そしてそれを判断する規準は何か,という問題意識の下,ドイツの学説における憲法理論および憲法解釈や裁判所の憲法解釈を丹念に読み解き,批判を加える。また,ケルゼニストとして,ハンス・ケルゼン研究に関する論文を収録。 |
目次 |
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第1章 違憲の憲法理論 | ||
第1節 M・モルロクの憲法理論 | ||
第2節 ヘーベルレの憲法理論 | ||
第3節 両者の憲法理論の問題点 | ||
第4節 違憲の憲法理論 | ||
第2章 違憲の憲法解釈 | ||
第1節 学説における憲法解釈 | ||
第2節 憲法裁判所の憲法解釈 | ||
第3節 違憲の憲法解釈 | ||
第3章 違憲の憲法理論と解釈・補論 | ||
第1節 憲法理論および解釈の「違憲性」と「制憲者意思」 | ||
第2節 違憲の憲法理論と解釈の特質 | ||
第3節 わが国における違憲の憲法理論と解釈 | ||
第4章 違憲の憲法解釈・補遺 | ||
第1節 憲法解釈「学」の一断面 | ||
第2節 「憲法の法律適合的解釈」について | ||
第5章 H・ケルゼン研究・余録 | ||
T 「一年志願兵」としてのH・ケルゼン | ||
U H・ケルゼンの憲法概念とその現代的意義 | ||
V H・ケルゼンの法規範の妥当性論――K・ヘッセの「憲法の規範力」論との関係 | ||
W 民主主義における“die qualifizierte Majorität” の意義――H・ケルゼンの『民主主義の本質と価値』・再読 |
著者紹介(データは発刊当時) |
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古野豊秋 (ふるの・とよあき) | ||||
1943年福岡県に生まれる。 | ||||
1967年中央大学法学部卒業 | ||||
1974年中央大学大学院法学研究科修士課程修了 | ||||
法学博士,元・桐蔭横浜大学法科大学院教授,元・弁護士 |