家族と法の地平 | |||
――三木妙子・磯野誠一・石川稔 先生 献呈論文集 | |||
岩志和一郎 執筆代表 | |||
A5判上製本 390頁 | |||
ISBN | 978-4-86031-070-7 | ||
価格 | 本体8000円+税 | ||
発刊 | 2009年7月 | ||
内容 「家族と法研究会」を発足させ,世話人として運営された3先生に,弟子筋にあたる研究者の,「親権」を中心にした10編の研究論文と1編の特別寄稿を収録し,献呈する。 |
目次 |
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家族の憲法的保障――制憲過程に見る | 篠原光児 | ||
はじめに/「家庭の復権」論/行きづまる「家庭の復権」/我妻憲法論/日本的な家族条項/おわりに | |||
親子間の連帯と法――ドイツ民法1618条aに探る | 岩志和一郎 | ||
はじめに/1618条aの成立/目的と意義/法規範としての位置づけと機能/2つの適用例/問題の検討/おわりに――連帯の法化 | |||
離婚後の共同親権の可能性 | 山口亮子 | ||
問題の所在/親権の権利性/離婚後の共同親権/おわりに | |||
離婚後の面会交流――民間の面会交流支援活動を中心に | 棚村政行 | ||
はじめに/家庭問題情報センターの面会交流援助活動/FLCでのVi-Projectでの面会交流支援/おわりに | |||
面会交流の支援体制に関する一試論――イギリスの面会交流センターを素材として | 南方 暁 | ||
はじめに/日本における離婚訴訟と面会交流/イギリスにおける離婚訴訟と面会交流/イギリスにおける面会交渉の位置づけとその扱い/Child Contact Centre/むすび | |||
ステップファミリーにおける面接交渉 | 早野俊明 | ||
はじめに/裁判例/研究知見/分析/おわりに | |||
未成年養子縁組における父母の関与 | 高橋朋子 | ||
はじめに/日本民法における未成年養子縁組と父母の関わり/比較法的考察/フランスにおける未成年養子縁組と親の同意/結びに代えて | |||
ドイツ養子法における非嫡出子の父の法的地位――特に継子養子に関連して | 高橋由紀子 | ||
はじめに/ドイツの非嫡出子の父の権利承認への道――二つの判決/ドイツ養子法概要/1998年法後の養子法領域での非嫡出子の父の法的地位/1748条4項の不相当な不利益に関する判例の展開/終わりに | |||
英国の特別後見制度 | 許 末恵 | ||
はじめに/特別後見制度の概要/特別後見制度の形成/検討――特別後見制度の位置づけ | |||
患者のケアに関する助言委員会――メリーランド州法の示す倫理委員会モデル | 一家綱邦 | ||
はじめに/患者ケア委員会法の紹介,解説及び検討/メリーランド州法の効力についての調査研究/PCAC及び患者ケア助言委員会法に対する評価/おわりに/資料:患者のケアに関する助言委員会法(試訳) | |||
[特別寄稿]家族と法研究会――磯野誠一・石川稔両先生を偲ぶ | 三木妙子 |
著者紹介(執筆順。肩書きは発刊当時) |
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篠原光児 | ||
兵庫県立大学環境人間学部教授 | ||
岩志和一郎 | ||
早稲田大学法学部教授 | ||
山口亮子 | ||
京都産業大学法学部教授 | ||
棚村政行 | ||
早稲田大学大学院法務研究科教授 | ||
南方 暁 | ||
新潟大学実務法学研究科教授 | ||
早野俊明 | ||
白鴎大学法学部・法科大学院教授 | ||
高橋朋子 | ||
明治学院大学法科大学院教授 | ||
高橋由紀子 | ||
帝京大学法学部准教授 | ||
許 末恵 | ||
青山学院大学法学部教授 | ||
一家綱邦 | ||
早稲田大学法学部助手 |