出生前診断の法律問題出生前診断の法律問題
丸山英二 編
A5判 214頁
ISBN978-4-86031-053-0
価格本体4000円+税
発刊2008年5月

内容
  近年では,羊水検査,絨毛検査,遺伝カウンセリングにより,出生前に親がその子の疾患の有無やリスクを知ることができる。単にケアや養育を始める準備に役立てるだけではなく,このことが選択中絶が行われるきっかけとなることもまた,事実である。日本の法制度,医療現場,社会的支援の実態を明らかにするとともに,諸外国の堕胎に関連する法制,Wrongful Birth訴訟など法的な問題への対応の研究から、新たな視点の提供を目指す。

目次
序:丸山英二
第T部 出生前診断の法律問題と医療現場
第1章出生前診断の法律問題:丸山英二
第2章出生前診断と医療現場:山中美智子
第U部 出生前診断に対する主要国の法制
アメリカ:丸山英二
フランス:本田まり
ドイツ:小池 泰
第V部 わが国の出生前診断の現状と問題
第1章出生前診断にかかわる法状況とその議論:伊佐智子
第2章「望まない障害児出産訴訟」をめぐる議論:服部篤美
第3章出生前診断と心理社会的支援:玉井真理子 = 関 維子
資料編

著者紹介
丸山英二
神戸大学大学院法学研究科教授
山中美智子
大阪府立大学看護学部看護研究科教授
本田まり
芝浦工業大学工学部建築系共通(人文社会)助教
小池 泰
九州大学法学研究院准教授
伊佐智子
久留米大学非常勤講師
服部篤美
東京学芸大学准教授
玉井真理子
信州大学医学部保健学科准教授
関 維子
日本女子医科大学大学院博士課程後期在学


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