ドイツ公法理論の受容と展開ドイツ公法理論の受容と展開
―山下威士先生還暦記念
DAS研究会 編集
A5判上製本 648頁
ISBN978-4-86031-019-6(4-86031-019-5)
価格本体12000円+税
発刊2004年2月

内容
 気鋭の執筆陣19名が,個々のモチーフでドイツ公法における諸問題を書き下ろした論文集。

目次
献呈の辞古野豊秋
T 主題:シュミット,ケルゼン,議会制民主主義,国家学,西洋法理論の受容と展開
研究者としてのカール・シュミット
 ――一つの伝記として
石村修
ハンス・ケルゼンの憲法概念とその現代的意義古野豊秋
「法の純粋理論」と「民主制の擁護」の間小貫幸浩
「国権」と「統治権」
 ――美濃部とイェリネクの一相違点について
工藤達朗
P・ヘーベルレの憲法論とその批判畑尻剛
J・ハーバーマスにおける「第三の道」
 ――合意を盾にとる法変革理論
丸山正次
スイス議会統治制における「協調型システム」の理念と運用石橋一紀
国際機構を通じた「法の一般原則」概念の受容と限界
 ――ドイツへの基本権原則の受容と規範衝突
福王守
アメリカ憲法への接近と離反
 ――近代日本における外国憲法摂取過程の一断面
飯田稔
U 変奏:ドイツ公法理論の受容と展開の諸相,公法系法学教育の展望
平等問題と比例原則広澤民生
日本人の生命観と未出生の生命の憲法的地位
 ――ドイツの理論との接合可能性
嶋崎健太郎
「人間の尊厳」の具体化としての「精神の自由」根森健
オーストリアのドイツ憲法理論の受容と変容
 ――芸術の自由をめぐる議論を中心に
奥山亜喜子
「財産権」条項の法的性格
 ――財産権を権利とする学説の批判的検討
斎藤孝
憲法による家族の保障光田督良
ドイツ基本法41条の選挙審査手続における合憲性審査
 ――日本国憲法55条の議員資格争訟と手続との関連において
山本悦夫
判決に対する憲法異義の機能
 ――日本における理解の特徴
川又伸彦
行政訴訟における訴状の解釈と被告の記載の訂正
 ――ドイツの判例を中心として
小林博志
法科大学院・公法系・法学教育
 ――その中間総括と展望
石川敏行
あとがきに代えて根森健

著者紹介(執筆順。肩書きは発刊当時)
石村 修 (いしむら おさむ)
専修大学法学部教授
古野豊秋 (ふるの とよあき)
桐蔭横浜大学法学部教授
小貫幸浩 (おぬき ゆきひろ)
高岡法科大学法学部助教授
工藤達朗 (くどう たつろう)
中央大学法学部教授
畑尻 剛 (はたじり つよし)
城西大学経済学部教授
丸山正次 (まるやま まさつぐ)
山梨学院大学法学部教授
石橋一紀 (いしばし かずのり)
中国・青島大学文学院客員教授
福王 守 (ふくおう まもる)
敬和学園大学人文学部助教授
飯田 稔 (いいだ みのる)
明海大学不動産学部助教授
廣澤民生 (ひろさわ たみお)
静岡大学教育学部教員
嶋崎健太郎 (しまざき けんたろう)
埼玉大学経済学部教授
根森 健 (ねもり けん)
新潟大学法学部教授
奥山亜喜子 (おくやま あきこ)
女子美術大学芸術学部助教授
斎藤 孝 (さいとう たかし)
岐阜聖徳学園大学教育学部助教授
光田督良 (みつだ まさよし)
駒澤女子大学教授
山本悦夫 (やまもと えつお)
熊本大学法学部教授
川又伸彦 (かわまた のぶひこ)
県立長崎シーボルト大学国際情報学部教授
小林博志 (こばやし ひろし)
東洋大学法学部教授
石川敏行 (いしかわ としゆき)
中央大学法学部教授


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