憲法破毀の概念憲法破毀の概念
岩間昭道
A5判上製本 506頁
ISBN978-4-86031-004-7 (4-86031-004-7)
価格本体10000円+税
発刊2002年5月

内容
 長年の研究の成果のうち,議会制,憲法の保障と変動(特に非常事態における措置である憲法破毀)などの諸問題を考察した論文ないし小論をまとめたもの。
目次
第一部「憲法破毀」の概念
T「憲法破毀」の概念
はじめに
第1章「憲法破毀」概念の成立
第1節背景
第2節第2回ドイツ国法学者大会
第3節「憲法破毀」概念の特徴と機能―カールシュミットについて
第2章「憲法破毀」概念の展開
第1節実質的憲法改正
第2節「憲法破毀」概念の展開
むすび
第二部憲法と議会制
U議会制と民主主義―ワイマール・ドイツについて
「代表」制に関する学説の動向
ワイマール議会制の「危機」について
V西ドイツ選挙制度の概念と問題点
小選挙区比例代表併用制
「破片政党」の抑制
W議会制の近代と現代
議会制の原理
現代議会制をめぐる問題状況
わが国における議会制改革の動向と問題点
X議会と民意
Y国政における国会の役割
第三部憲法の保障と変動
Z憲法の保障
「憲法保障」の意義
「憲法保障」の歴史と類型
日本における「憲法保障」
[非常事態と法
実定法無限界説
法無限界説
法限界説
日本国憲法と非常事態
\戦前における憲法解釈の方法
穂積八束
上杉慎吉
美濃部達吉
佐々木惣一
]「憲法変遷」についての一試論
客観説
主観説
XI日本国憲法と国連軍
国連軍の諸形態
国連軍と日本国憲法
むすび
XII最高裁判所の憲法解釈の限界
最高裁判所の憲法解釈に対する諸見解
最高裁判所の憲法解釈の限界としての「憲法改正」の概念
XIII日本の憲法改正問題―戦後日本における憲法改正論議と立憲主義
一九五〇年代の憲法改正論議
一九九〇年代の憲法改正論議
むすび
XIV憲法の生成と変遷
日本国憲法の生成
日本国憲法の変遷

著者紹介
岩間 昭道 (いわま あきみち)
1943年福岡県に生まれる。
1965年東京大学法学部卒業
1970年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学
発刊当時千葉大学法経学部教授
2008年現在法政大学大学院法務研究科教授


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